7/09/2017

ビスケ、今日も立ち上がれず。7月1日。

7月1日。
私が面会に訪れるとお自宅へ連れて帰ってくれと訴えかけるビスケの眼差しは強く、息遣いが激しくなる。膝の上に上体を預けて動かない。不安な表情は消えつつある。悲しい哉入院環境に適応しつつあるのだ。

しかし、後肢の麻痺状態に改善は見られない。尻餅ついたまま前肢でモゴモゴするだけだ。
「少しづつ良くなってます」
「自ら脚を動かすようになってます」
などと色々、臆面もなく言う院長に不快感を覚える。
「自ら立ち上がることができないし、何も改善されているようには見えないが・・・」と反論してみるがそれも虚しい。

歩行のリハビリ用に製作していると言う車椅子は修正に次ぐ修正だと言うことで未だに出来上がっていないようだ。私はまだ現物を見ていない。「可能性のある方法を試したいのでもう少し預からせてくれ」と言う院長の本音はどの辺りにあるのだろうか。

自分の意思で、持ち前の根性で頑張って立ち上がれ、歩け。とビスケに向かって言い、フィラリアの薬を飲ませ、フロントラインを滴下してから一人で帰宅した。

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