7/09/2017

ビスケ、悪化。6月13日。

6月13日、面会のために病院へ行った。病院からの心のこもらない中途半端な電話報告はかえって不安を感じるだけだから不要だと断っていたので、4日ぶりにビスケに会うのが怖かった。

心配は的中し、9日朝の状態よりもさらに麻痺は進んでいた。わずかに動かしていた左足も動かなくなっていた。19日の医療過誤直後の、腰から下が完全に麻痺した状態に戻っていた。さらに悪いことに排尿が困難な状態となり、膀胱に尿が溜まって悪性細菌繁殖を起こしているという。排便にもかなり苦労している。

わずか3日ぶりなのにビスケは見てわかるほどに体重が落ちてげっそりしていた。毛艶が無いというよりもパサパサな状態で、体調が悪くなっていることは歴然としている。過剰な投薬や注射の悪影響もあるのではなかろうか。

ビスケの目は虚ろだ。

院長は回復させるための方策について明るい見通しを語れない。度重なる全身麻酔をしてCT撮影することに関しては、造影剤注入も含めてリスクが高くて、見通しは立たない。ということは、重度の麻痺の原因となっている場所の特定ができない。そんなことは素人でもわかる。仮にそれができたとしても、ビスケの脊椎にはすでに大きな穴が何箇所も開けられ、インプラントのピンを8本も打たれ、石膏で固められているのだ。3度目の手術のリスクは限りなく高い。3度目の手術が成功したとしても体力の落ちたビスケの身体では感染症のリスクも高い。八方塞がりだ。

話を聞いていて、悲しみと怒りが交互に胸の内をぐるぐる回る。



0 件のコメント: