9/18/2010

ドラマティックなイノシシ駆除猟初日・・・・・。


有害鳥獣駆除許可交付の翌日朝から早速ヒトビトのお役に立たねばと出動。しかし暑い。陽射しの下での「待ち」は真夏の暑さ。雑草はムンムン。こんな中を追っかけっこするイヌと猪がかわいそうな気が・・・・。
先発隊は朝7時からイヌを山へ入れて『駆除活動」を開始している。僕は一時間遅れて8時頃参加。直射日光が暑い・・・・・。

どうやら大モノらしきシシが寝床から起きているのだがここと思えばまたあちらで、開始から2時間で3回も『待ち』を変えた。林の中に入ると涼しいのだがヤブ蚊がすごい!!!!!写ってないかなぁ・・・、写真に・・・・・。日向の待ちでTシャツ姿になったまま林へ入ったので両腕にはヤブ蚊が群がってタイヘン。こんなときにシシが来ても撃てないよぉ〜。

さらに2〜3時間経過。みんな昼飯も食べずに(好きだなぁ・・・)、尾根から窪、窪から尾根へと逃げ回るシシをイヌの無線マーカーをたよりに追い回している。イヌもばてるから4頭を交代で休ませて山へ入れる。人間のお腹もすいて集中力が欠けてきた、その時、昨年の猟期ではスピードは出しても肝心なところでは慎重に安全に走り回っていたのに・・・・、シシの先回りをしようと急傾斜の狭い道を登っている最中に対向車をかわそうとバックしたら蔦葛の生い茂った路肩から左前後輪を一気に外してしまい、あわや転落寸前
運転席から降りるとクルマは下まで落ちて行くのではないかと思うほど宙ぶらりんになって・・・・。

整備工場経営の猟友会メンバーにSOS電話をして(猟をやっててよかった・・・)一時間ほどで救出された。4トンのユニック車(ギリギリ入れるすぐ近くでよかった・・・・)が来てくれてひょいとアクティを吊り上げ道路へ戻してオシマイ。その間5分。助かったぁ・・・・。(夕刻『一升瓶』ぶら下げてお礼に。『仲間じゃけん』と相場の半額以下の料金5000円。格安)

下まで落ちていたらクルマは大破。ヒトは大けがだったなぁ・・・・・・。それに建物の弁償もあっただろうし・・・・。


そんなこんなしながらさらに数時間、というか最初のイヌを山へ入れてから9時間、午後4時過ぎにやっと仕留めたのがこの大モノ。撃ったのはわがシシグループの長老にして地元猟友会会長の70ウン歳。身長173cmの長老の長靴の大きさとシシの頭部を比較するとその大きさがよくわかる。胴回りも真円に近い太さだ。ワイドレンズで撮影しているので下半身が小さく写っているが・・・・・・。

これがこいつの巨大な前足裏。僕の手の指と比べてなんと・・・。これで体重150Kg。まだまだこの上のクラスが居るということだが、このサイズでも2〜3年に一度獲れれば良い方だとか。推定年齢5〜6歳だそうだ。
この暑さの中を、ベテランもへとへとになるほどあっちだこっちだと追い回し、ビギナーの僕がクルマを落として猟を中断させ、もうダメかとみんなが思い始めた頃に長老がズドン。仕留めてみれば苦労したかいがあったと納得の超大物。(肉は堅いけど)
僕の有害獣駆除活動初日はドラマティックに推移しました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

これが猪の足なのか。
豚足は中華料理屋で食ったことあっても、
実際の猪の足は見たことないから
怪獣映画の小道具だって言われた方がしっくりくるな。

funkydoggy さんのコメント...

匿名さん、マジマジ見るとたしかに怪獣の足です・・・。これで垂直の崖を登っちゃうんだからすごい・・・。これぐらいのやつが走ってくるのを撃つのは怪獣と決闘してる感じです。