7/07/2013

竹薮が元気な今年は野猿が蔓延る。

吉備高原の梅雨はまだ開けていない。しかし気温は真夏日が続いている。そんな蒸し風呂のような今日この頃、『サルがうちの畑に来とるんよ〜!』という緊急出動要請が多い。今年はとくに多い。

野猿の群れは農家の畑を四季折々に荒らす。この時期、村から村へ移動しながら途中の竹薮の真竹の筍をおやつ替わりに齧り、食い散らして行く。


今年は竹の繁殖が『賑やか』で若竹の量が多いからサルたちも贅沢に齧り、食い散らして行く。サルの歯形がそのまんま残っている食い残しがそこかしこに散乱している。

こんな先っちょまで喰うんだねえ。

今朝はこの竹薮の右手上方の集落の畑を荒らした後に我々駆除班猟師に追われて写真左方向の集落、つまりわが限界集落へと逃げて行った。筍を食い散らしながら・・・・。

今年の竹薮は若竹の数が異常に多いように思える。既存の竹たちよりも背が高い若竹が勢いよく竹薮の領域を拡げている。

地表に頭を出してから1週間も経つとこんなに大きくなってしまう竹の成長力は不気味だ。放っておくと民家の床下まで伸びた根から芽が出て畳を突き破るというのだから油断できない。なんて事を考えながらこの竹薮の下まで猿たちを追いつめたのだが深いブッシュの中へ逃げられてしまった。

竹の開花周期に当たるのかどうかは定かでないが真竹の筍が多い今年は野猿の群れの動きが活発だ。しかも今年の猿はテッポウで撃ちかけても、仲間が撃たれてもなかなか遠くへ逃げない。むやみやたらに騒がず巧妙に餌場を変えている。かなり頭のいい連中が来ているようだ。
8月になれば水田にイノシシが出て来て稲穂を喰い始める。なんだか暑くて忙しい夏になりそうだ。

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