12/20/2016

薪の備蓄。

この1〜2年は冬季の留守が多かったので備蓄した薪はそれほど減っていない。
しかしストックは多ければ多いほうがいいので年越し前に一本伐っておくことにした。
すでに木々は来春の芽吹きのために水を吸い上げているので伐採時期としてはもう遅いのだが、まあ、伐ったあと山へ転がしておけば水は抜ける。
雪が降って山肌が乾かなくなると厄介なので伐るなら今のうちだ。

今年は家から100mほどの林に生えている一本。根っこの径は約40cm。樹高約30m
斜面の傾斜がきつい場所なので凄い勢いで倒れながらかなり下の方まで飛んで行った。
大木が倒れる瞬間は毎度のことながら緊張する。気を抜けば死ぬかもしれない作業だ。

今日はハスクバーナのキレがいいので太い幹の部分の玉切りを現場で一気にやり終えた。
乾いてから切るよりは水分を含んでいる時の方がチェンソーの刃にやさしい気がする。

さらに下の方へ落ちて行った数本の枝もそれぞれにそこそこの太さがあり、もかなりの量の薪を確保できそうだ。

やはり12月も半ばになるとすでに幹にはかなりの量の水が上がっている。
このまま斜面に放置して十分に水を抜いてから年明けに回収作業をやることにした。

最近はチェーン刃の目立てにも慣れてきてコツがわかってきたので切れ味は良好。
この程度の木を一本玉切りしたぐらいでは出る木屑も粉にならないので後始末がラクだ。

吉備高原にはクヌギ、ナラなどストーブ燃料に適した樹木が多い。これぞまさに自然の恵みだ。びっしりと詰まった年輪は保存中に虫に食われない。2年、3年と置けば水分はほぼ抜けきり、ストーブへ取り入れるエアーを極限まで絞ると青白いオーロラのような炎を揺らめかせながら長時間にわたって燃え続けてくれる。
ご先祖様が残してくれた山のバイオ燃料はありがたい。



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