7月11日、今日もビスケを見舞う。
7日には尻もち状態で左後肢に痙攣が見られた。これは神経回路に変化が生じた兆しではないかと期待をしたのだが・・・。8日にリハビリ用の補助輪が完成したということで、これを使って後肢の歩様を促すリハビリを開始したという。
前肢を使って腰を持ち上げることができるようになってはいるが、見る限りにおいてこれは決して後肢の麻痺の状態が改善してきていると云うことではなく、単に前肢だけを使って立ち上がるコツをビスケが習得した、不自由な状況に適応できたということに過ぎない。8日から始めた補助輪でのリハビリを続けることで、自らの意思で後肢を動かそうとし、脳からの指令が麻痺した脊髄の回路を復活させることができるかどうか、そこにかすかな望みを託して。
補助輪への適応具合を実際に確かめようと思い、診療室のバックヤードからビスケを室外へ連れ出そうとしたら、「うちへ帰れる!」と早合点したビスケは猛烈な勢いで、そこかしこに補助輪を引っ掛けながら外へ向かって突進した。・・・。
病院の駐車場へ出ると、数多くの車の中からあっという間に我が家の車を見つけて一目散に駆け寄り、後部座席のドアの前に突進・・・。ビスケの気持ちを思うと胸が痛む。だけど自力で歩けるようにならなきゃ・・・。
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