3/29/2018

ガレージで使う電力源をソーラーシステムに変えてみた。


ヨットから降ろして放置してあった12V240W(二枚並列)のソーラーパネルが埃をかぶっていてもったいないのでガレージで使う電力源として働いてもらうことにした。

このパネル、枠はアルミなのだが表面の強化ガラスがかなりの重量、梯子からの転落とぎっくり腰の危険を冒して、決死の覚悟でガレージの壁に(一人力で持ち上げ)固定した。方位はほぼ180度、真南。2枚のパネルを連結した一辺にステンレスパイプを通して壁に(角度調整できるよう)半固定、下辺を3本のパイプで持ち上げて、つっかえ棒の要領で壁にL字アングルを使って(これも角度調整できるよう)半固定、季節によって角度を変えることができるようにしてみた。風当たりの少ない場所だが念の為に3本のステーを張って補強。

L字アングルなどの支持金具は9ミリ長の木ネジを使って内壁の2X4枠にまで貫通させてあるので取り付けの強度と耐久性は問題無いだろう・・・と思う。

東と西にそれぞれ林と竹藪があるが、まあ、ほぼ常に陽は当たっている。

ヨットで使っていたdenryoのチャージコントラーラーに加えて、ソーラーパネルの出力電圧とバッテリーの電圧を監視するメーター、12V電圧の取り出し端子などを、アルミボックスに取り付けて、簡単だけど制御盤を製作してみた。また、太陽光の力を視覚的に観察できるように、入力電圧計と並列に24Vの豆球も付けてみた。夜明けとともにうっすらと点灯し、時間とともに明るさを増して行き、晴天時の正午前後には(ほぼ20Vを計測)ギラギラと光っている様を見ると太陽光のエネルギーを実感できる。

バッテリーはG&Yu/SMF27MS-730(ディープサイクル)2基を並列使用。DC/ACインバータは信頼性の高さが不可欠と思い、そこそこ高価なCOTEK(denryoのSKシリーズとほぼ同じに見えるけど、OEM?・・・)1000Wを導入した。

ヨットに積んでいた(設置角度0度)時にも感心したが、この(yーsolar)パネル、なかなか優秀なようで、3月の曇天時正午頃18V以上(メーター計測上)は発電している。

ガレージ内の電気配線を商用電源から切り離してソーラー電源システムに切り替えた。
毎日何度も開けたり閉めたりする2枚のシャッターの開閉用モーター(カナダ製、取説見ても消費電力は不明)は2基同時に問題なく動いた。これが動かなきゃ独立電源の意味がないのでまずは一安心。

電気代のかかる消費電力1000W以上のケルヒャー高圧洗浄機は、電源を入れると弱々しく唸るだけ、インバーターの過負荷保護回路が働いて動かない。

シャッター用のモーターの次に使用頻度が高く、これが動いてくれなければ困ると思っていた、消費電力800Wのエアコンプレッサーはあっさりと、難なく動いてくれた。負荷はかなりかかっておりインバーターのロードインジケーターはオレンジ色が点灯しているけど、立ち上がり時にさほど大電力を必要としていないらしい、このモーター。

次は不安的中、消費電力こそ90Wと低いけど冷凍庫(イノシシ肉保存用)は、立ち上がり時に大きな電力を必要としているらしく、スイッチオンと同時にインバーターの過負荷保護回路が起動してしまって運転できない。うんともすんとも言わない。

う〜む、価格を考えると躊躇はするが、ガレージ内で電力完全自給するためにはDC/ACインバーターを2000W〜3000Wタイプへグレードアップするしか無いか・・・。


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