あの暑い夏がウソのように秋は一気に深まって高原のファンキー村はもう冬の気配だ。庭先の銀杏もこの写真を撮った日から4〜5日経た今日はもう丸裸になっている。山茶花が満開だ。
早朝の限界集落に立ちこめる朝霧の風景は爽やかを通り越して冷え冷えとさえしている。この夏に老人ホームへ入った80ん歳のおじいちゃんの畑も雑草だらけで霜が降りている。
そんな寒い朝、ここへ移り住んだ3年前から何となく考えていたこと、桜の苗木を植えた。染井吉野5本、平安しだれ5本。いずれも華やかで賑やかな桜だ。わが家から墓地のある南方を見て正面から右手(西方)方向に2種類、高低差3段の桜の並木ができるように植えた。春の陽射しの中で縁側から全ての桜が見える配列だ。ジジイになった時の花見が楽しみ。
しかし巨木と言わずとも大木に育つまでには20年、30年とかかるだろうから自分の目が黒いうちに豪勢な花見ができるかどうかわからない。でもまあ、廃墟と化していた家に手を加え、ジャングル化していた庭や畑を切り開き、仕上げとしては桜の植樹はわれながらいいアイデアだ。後々のヒトビトも楽しんでくれる、はず。
0 件のコメント:
コメントを投稿