のびのび小学校、希望中学校と言う『不登校等の問題児を預かる全寮制の小学校、中学校』の地域活動研究発表会に参加してきた。
ここの児童生徒はみな他市町村、他府県から来ており、寮に入って生活している。豊かな大自然の中で心を穏やかにして勉学に勤しみ、苦手な対人関係を改善するために地元、地域の住民たちとの交流を深めてコミュニケーション能力を高めようと言う趣旨で積極的に地域とのかかわり合いをもっている。もちろん地元の4つの住民会も全面協力している。
僕もわが限界集落住民会から2名のジイさん、バアさんといっしょに朝から学校へ。
午前中、地域交流フィールドワークの成果を披露する公開授業が4組行われ、午後からはジジババたちとの文化交流だ。折り紙教室ではババたちがうれしそうに子供たちとはしゃいでいる。
こちらでは児童、生徒たちと囲碁、将棋で白熱の闘い。ジジイたちがムキになっているのが面白い。
竹筒鉄砲や竹馬を作っているジジイたちもいる。子供たちも真剣。
抹茶サービスコーナーではチーマー予備軍たちが神妙な顔して作法通りにお茶を客の前に出している。その仕草以外は、身体の動きはまんまチーマーだから笑える。まあかわいいじゃないの。この子はたぶんチーマーにはならないだろう・・・。
お抹茶、意外に美味しかった。
講堂では子供たちと、即席で太鼓やシンバルを叩かされているおっさん、おばはんたちとのジャムセッション。写真左の小4K君も相当問題抱えた子なのだが、ここへ来て吹くようになったトランペット演奏中は目が生き生きとしていて素直な表情だ。この子は里山探検も大好きでそんなときにはとても問題児になんて見えない。
この日のイベントはいい雰囲気だった。いつもくだらない挨拶しかしない◯カ教育長はやっぱり開会の来賓挨拶済ませたらそそくさと消えたが、後に残ったのはみな心温かいジジイ、ババアたちと感性豊かな(感性豊かすぎて問題児になってるとも思うのだが・・・)児童生徒たち、そして熱心で信頼できそうな教師たちだけだ。
まあ、難しいことを言う気はないのでこれ以上書かないが、日本が抱える多くの問題の根本的な原因は子供の教育だと思うが政治家や役人がこの学園の活動のようなところににホントの人間教育の原点があるんだということに気がつけば・・・・・・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿