1/07/2011

イノシシ猟:2011年の初物


4日の初猟は仲間の猟師の鉄砲が火を噴いたのだが、本日はワタクシも初号砲。

どういうわけか今日の参加メンバーはたったの5名。一人は勢子に入るから撃ち手は4名しか居ない。それでもやめようと言う猟師が居ないのだから恐れ入ります。

7〜8人居れば配置できる『待ち』も4人では間に合わず、通常の『待ち』から山の中へ分け入って『走り』の分岐点まで行っての『待ち』となった。

犬を入れてほどなく『切りの読み』通りにイノシシは『起き』た。どうやら大モノらしくカンタンにはあたふたしてくれない。犬も追いあぐねて『ラウンド』を繰り返しているようだ。

30分ほど経過してから一旦イノシシは走ったようだがヒトの入れない山の上の方でぐるっと一回りしただけだった。

さらに一時間ほど犬とイノシシのにらみ合い、せめぎ合いの後、動いた。

イノシシは西へ向けて山を登った。最も高い場所の『待ち』へ居た猟師の無線が「ぬけられたぁ〜」と叫んだ。「◯◯さん!宮脇の裏へ回ってくれぇ〜!」と叫ぶ。「ミヤワキ〜?」と聞いても「ミヤワキジャヤァ!!」としか言わない。「ミヤワキ」が何のことやらわからないが、とにかくイノシシが逃げた方向は大まかにわかっているし、僕の居る場所から一番近いらしいということからおおよその場所を推測し、山を出て軽トラへ戻り、林道を西へ向かって登った。

反対側から回ってきていたOさんのクルマが見えたので急停車。50mほど先でOさんは右下の谷を指差している。クルマを止めた場所の右下は20mほど垂直に下った窪地で笹薮に覆われている。犬がイノシシを留めて吠えている。姿は見えない。まったく。

現場にはOさんと僕しかまだ居ない。左上はOさんが居れば止められるどん詰まりだ。右下方向へ逃がしてならない。必然的に僕は垂直の崖を真下に降りてイノシシの行く手を遮らなければならない。

降りて行った場所は写真のような笹と葛の生い茂ったジャングルだ。鉄砲持ってなくても前に進むのは至難の密林だ。犬は僕が降りて行ったので安心し、元気づいて密集した笹に向かって吠えまくっている。びっしりと笹に覆われた下にイノシシは居る。

このあと話すのもオゾマしい思いをして笹をかき分け、イノシシの突進攻撃を怖れ、犬が吠える方向の笹薮の下を覗き込んで計3発発砲。たまらず抜けたイノシシはさらに下手に到着していたAさんの『停め』の1発で『転んだ』。

笹薮等の鬱蒼とした場所に犬がイノシシを留めているときにはこう着状態となっており、ヒトがそこへ行かない限りイノシシは動かない。イノシシが大きければなおさらだ。犬はやられるから近づかないのだ。それでもちょっとしたことで瞬間的に猪の牙に犬はやられる。こういうときにはイノシシを動かすためと犬がやられないようにするためにヒトが『寄る』しか無いのだ。

初めての『寄り』体験だった。3発撃った。結果的に一発はイノシシの腰骨を貫通していた。笹薮等でめくら撃ちはできない。ちょっとミスすれば犬を撃つことになりかねない。しかし撃つことを躊躇していると突然のイノシシの反撃に遭う。『寄る』という行為を是非一度体験してみたいと思っていたので迷わず崖を降りて行ったのだが、次回はやりたくないなぁ。上の方からはOさんが『大声をだしながら行かんとやられるぞぉ〜』とアドバイスをしてくれたが、今にして思えばイッパツめが当たっていたんだろうなぁ・・・・。でなきゃこっちへ来てる。60Kgのアブラのよくのった牡だったもの・・・。犬もハラと足をやられてたから・・・。

とどめが撃てなかったので今日は0.5頭だ。シーズン3.5頭目だ。

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