1/14/2011

イノシシ肉が売れてます。


『ええシシ肉がボッケェ獲れるけぇ売ったらどうじゃろうかのぉ』で始まったジジイ猟師たち発案の町おこし事業。肉の評判が良く予想以上に売れている(山陽新聞WebNews)。獲っても獲っても売れるので猟を休めない。最近は「ええもん」が獲れても猟師たちのお持ち帰りはレバーとかあばら骨だけだ、

わが地元では銃猟とわな猟を合わせると猟期以外の有害獣駆除活動も含めて年間300頭以上の捕獲があり、山に良質な炭水化物源のドングリや栗がたくさんあってなおかつイノブタ系のイノシシが多いので肉質が良い。しかし猟師たちは本業ではないので肉の大半は無駄にしていた。また年々イノシシの数が増えて農業被害が増加しているのに銃猟師は減り続けていて、先々の有害獣駆除活動低下が憂慮されていた。なんとかイノシシ猟を活性化できないか・・・。

そんなこんなで「加茂川有害獣利用促進協議会」を立ち上げて保健所の許可も取り、イノシシ肉の販売を始めたのだが、予想以上に売れているのだ。中間業者は通さないで直接卸だ。地元の「かもがわ円城道の駅」の売店でロース肉のパックが飛ぶように売れる。併設のレストラン「品野屋」のシシ鍋もよく出ているそうだ。(※2016年12月28日追記:この後ショッキングな事が起き、その後欲に駆られた人たちの内紛があったらしく、現在の運営実態については詳しく知らない。)

岡山市でもフレンチ等3軒のレストランから肉の注文がある。いわゆる『ジビエ料理』だね。わがグループのイノシシ肉は山で獲れた野生モノだから本物のジビエだ。鉄砲の弾の穴が空いてる。

一昨日僕が『転ばした』ヤツはとても肉質が良かったので知り合いのフレンチのシェフ(お店は東京、ミシュラン★/僕は★★★だと思うけどなぁ・・・)に送った。ロース7.5Kg、バラ5Kgだ。一週間ほど熟成させるそうだから月末にはテーブルに乗るだろうなぁ。超トップランクのフレンチシェフの手にかかった吉備高原のイノシシ肉はどんなふうになるんだろうか・・・。食べに行きたい気もする。

60〜70代の野性的なジジたちが中心になって野生を処理する。
 米国製の皮むき機も役に立っている。これで猟の後の皮むき、解体で手指、手首の関節炎になる心配も軽減された。

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