2/25/2011

イノシシ印ワインで味わうイノシシ肉タイカレー


今シーズンは中山間地域活性化事業として良質なイノシシ肉はすべて売っているので、各猟師が自宅へ持ち帰るのは弾をたくさん喰らって美味しい部分の肉が壊れ、売るわけにもいかなくなった肉や高齢の牡イノシシの固い肉などばかりだ。

したがって最近はおいしい脂付き角切りイノシシ肉カレーを食べていない。それでも久しぶりにイノシシ肉を使ってタイ風カレーを食べたく、シャーベット状まで戻した冷凍もも肉を大きな包丁を使ってスライスして使用。こうすれば肉を柔らかくする手間(角切り肉をキーウィ果肉ジュース漬け置きする)が省ける。肉に脂身は少ないが旨味は充分だ。栗や米などの贅沢な餌をたっぷり摂って育った野生イノシシなので自然の旨味が凝縮されている。

その他の材料は自家製ニンニク、自家製タマネギ、自家製バジルペースト、人参、トマト、椎茸。

実は急にイノシシ肉カレーを作りたくなった理由はトリエンヌの赤を入手したからだ。1989年、Domaine DujacのJacques SeyssesとDomaine de la Romanée-ContiのAubert de Villaineが南仏プロヴァンスでスタートさせたトリエンヌ。このワインを半ダース買ってみたらそのラベルにはイノシシのイラストがシンボルマークになっているではないか。

ワインの評価の如何に関わらず、イノシシの絵ををラベルに配したワインはぜひイノシシ肉と合わせてみないわけにはいかないなぁと考えたわけです・・・・。


できあがったカレーはレッド・タイカレーらしい色合いがよく出て、ココナッツミルクのコクもたっぷりと利いてます。薄切りイノシシもも肉の味わいは強烈なカレー風味に負けること無く濃厚です。素直な風味のトリエンヌとのマッチングはグッドでした。

6 件のコメント:

wowotsuka-ya さんのコメント...

美味しそうですね。

funkydoggy さんのコメント...

ボタン鍋に使うロース以外の部分も肉に旨味があるのであれこれ使えます。塩漬けで生ハムも旨いです。
シシ小屋では獲れたての後肢の腱を筋に直角に薄切りして刺身を山葵で食べる。旨い。馬刺より旨いかも。

wowotsuka-ya さんのコメント...

今は、お忙しい様ですが、諸々が一段落したら(田舎暮らしではそうもいかないかな)、猪肉のベーコンとか、薫製とか干し肉(猪ジャーキー)とか、コン猪などに挑戦したらいかがでしょうか。
脂が少なくしっかりした味の肉なら薫製など合うと思います。

funkydoggy さんのコメント...

だね。
ベーコンというか塩漬けは作ってみた。塩抜きをちゃんとしなかったのでしょっぱかったけど、酒のつまみに最高でした。干し肉はシシクラブで試験的に作ってる。切り落としを有効利用するためにドッグフードに混ぜる材料としてだけど、味付けなど添加物無しなのに旨い。今度は大きくスライスして人間用に作ってみようかと話してます。
薫製はめんどくさいからやってない。

wowotsuka-ya さんのコメント...

>ベーコンというか塩漬けは作ってみた。

おぉ、パンチェッタですね。

薫製は、やって見ると以外と簡単ですよ。縦長の段ボール箱を用意して、下で
炭火か何かでスモークチップを燻し、上に薫製にする物を吊るすだけです。
塩漬け肉を水で塩抜きして、ちょっと乾かして、燻すだけ、美味しい本格的ベーコンが出来ます。

funkydoggy さんのコメント...

だろうなぁ。
やりかたはネットで調べてよく知ってるんだけど・・・(^^;)
なんか手順見てるだけでめんどくさそうで・・・(^^;)
まぁドラム缶で一頭丸ごと薫製に出来るような環境なんだけど・・・。
ガレージの敷地を整備して、ガレージの建物を建てることができた暁にはバーベキューやりながら薫製も作ってみますかねぇ。