年金生活者には「超高嶺の花」、「無縁の高級フルーツ」である岡山県産白桃もそろそろシーズン終了近い。しかし、やはり、白桃を食さずして岡山県に住んでいる意味がない。清水白桃3個だけ、白桃農家の直売所へ行き、オーナーに食べ頃を選んでもらって買ってきた。少数だから割高、一玉約450円也。(それでもまあ千疋屋店頭に並んでるやつよりはかなり安い)
岡山県は農水ともに名産品の多い田舎です。なかでも白桃は岡山特有の(和歌山県産もあるそうですが)おいしいフルーツで「岡山白桃は芸術品だ」と思います。その美味しさは筆舌に尽くし難い。一個食すだけで充分にありがたさがわかる味です。
国内の桃の産地としては福島、山梨、長野辺りがトップスリーで大きなシェアを占めていますがこれらの地域の高級品と比しても岡山白桃、とりわけ清水白桃(最近は夢白桃なる美味しい品種も人気上昇中)のおいしさは別格だと思います。
でも岡山白桃の生産農家はこの四半世紀で半減したそうです。こんなに素晴らしい商品作物の生産者が減り続けるのはそれなりに理由があるようですが・・・、
【参考】岡山経済研究所のリポート「岡山県農業の現状と新たな動き」
>一般に、もも栽培には降水量が少なく、夏場に晴天、高温、乾燥が続く地域が適地とされている。「晴れの国」岡山県は
>これらの条件を全て満たすとともに、台風や地震等の自然災害も極めて少ない、全国でも希有なもも栽培の適地となっている。
>これらの条件を全て満たすとともに、台風や地震等の自然災害も極めて少ない、全国でも希有なもも栽培の適地となっている。
>岡山に特徴的な品種である白桃は味覚面では糖度、肉質ともに最高の品種とされているが、袋掛けの作業が必要で手間がかかる
>ことや、気候条件が悪いと落果が多いため、農家にとってのリスクが大きく、高度な栽培技術が必要な品種である。白桃が他県
>ではあまり栽培されていないのはこれらのことが原因と考えられ、それゆえに岡山県の特産品となっていると言うことができる。
【一部抜粋引用させていただきました】
>ことや、気候条件が悪いと落果が多いため、農家にとってのリスクが大きく、高度な栽培技術が必要な品種である。白桃が他県
>ではあまり栽培されていないのはこれらのことが原因と考えられ、それゆえに岡山県の特産品となっていると言うことができる。
【一部抜粋引用させていただきました】
他県農家にとっての白桃生産リスクは「晴れの国岡山」の農家にとっても多少の差はあれリスクでしょう。だから生産者が減っているのか・・・。昔は岡山のフルーツと言えば「白桃とマスカット」でしたが、いまや「ピオーネとブルーベリー」だって・・・・・。なんか格落ちしてる感じがする・・・・。
いいもの作ってる農家を行政はず〜っと大事に支援してあげてほしいよね・・・。
色白で果肉が柔らかいからこそ、の、このヒップライン。食べるのがもったいない。
2 件のコメント:
随分前に友人から「田舎から送ってきた」という岡山の白桃を頂き食した事がありました,至福でしたね,最近では山梨の桃の産地の選果場へ行き,傷つきの選外品を箱買いし,心ゆくまでかぶりつく事にしています。あ〜〜,岡山の白桃,夢に出てきそうだな。
白い桃は岡山県の農家で出現した突然変異種がルーツらしいのですが、それにしても遺伝子組み換えとかの技術のない時代によくぞまあ此処まで美味しく改良したもんだと思います。
コメントを投稿