3/04/2013

吉備高原のもう一つの逸品、焼き屋の天然酵母パン。

吉備高原へ吉田牧場のチーズを求めてくる人たちが必ず立ち寄る場所、それが牧場の近くにある天然パン工房の「焼き屋」だ。

我が家からも至近の距離。焼き屋があるおかげで大手パンメーカーの作る漂白剤やら何やらケミカル満載のパンを買わなくてすんでいる。また、焼き屋の存在でホームメイドのパンも早々とあきらめた。焼き屋のようにおいしいパンは作れないから。

本日はセサミの角パンと干しぶどうパン。焼きやのパンは全て国産小麦の自家精麦、天然酵母発酵だ。

焼き屋でパンを焼くのは12年ほど前に吉備高原へ移り住んできた若いM夫妻。パン工房の建物も巨大なパン焼き釜もDIYだそうだ。

工房主のMさんは関東の人。渋谷で修行の後に兵庫県出身の奥さんと吉備高原へ移住してきた。

工房の裏手には焼き釜用に用意した薪が山積みされている。良質の薪をふんだんに使いたくてこの地を選んだのだとか。

甘いイチジクパンが釜入りを待っている。

売れ筋のカンパーニュは午前中早めに焼き上がるが、あっという間に売り切れてしまう。
土日には工房前の狭い駐車スペースに他府県ナンバーのクルマが入れ替わり立ち替わりだ。

工房の中はクルミパンとかアンズパンとか焼き上がりのパンのいい香りが満ちている。お目当てのパンを買いたければ焼き上がり直後からお昼頃にかけてに来ないと無駄足になってしまう。

後継者(になるか否かは本人の意思次第だが)のコータロー君も愛嬌を振りまいてます。


おいしいチーズを作る牧場とおいしい天然酵母パンを作る工房が同じ町内にあるなんて、限界集落だらけの中山間地にはもったい話。あとはワインだ。

焼き屋。詳しくはこちらで。

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