人間不信に陥ってからこの2〜3年間は畑の耕作を放棄している。
世の中が暗く見えているときには生産とか創作とかの意欲がまるで湧かない。
銃で仕留めたイノシシの冷凍肉がそこそこの量になるので身体が忘れない程度に動物性蛋白と脂肪は摂取できる。
猟師仲間がたまに野生のスッポンとか鮎とかをくれるので不足は無い。
四季折々に木の芽各種、蕗、ユスラウメ、筍、蕨、梅、イタドリ、野苺、栗、柿、零余子なども独占、獲り放題だ。
山椒とかミントとかタイムなども庭先で毎年新芽を出してくれる。
添加物満載の食品を賞味期限を気にしながらたらふく食べるよりは、たとえ少量でも野生のものを腹に入れた方がいいのだろうと思う。胃腸のコンディションはとても良い。
金銭で購入するものは米、小麦、基礎調味料、エスニック香辛料、旬の魚、山菜では代用しにくい野菜など。近辺の青空市へ行けば新鮮で安い。
季節ごとに採集する山の幸で足りる限り買い物はしない。計算はしていないが狩猟・採集分の比率はそこそこだ。これでそこそこ食っていける。
俗界から距離を置き、がっかりすることのリスクを回避して暮らしていると腹の虫も多少は収まり、海や空の蒼さを綺麗だと思うこともできる。それも無くなったら生きている意味がないからね。もしもその時が来たら生き仏の道もあるし。
囚われない暮らし方に慣れてくると囚われている人間の惨めな姿が見えてくる。
2 件のコメント:
人間は損得で物を考える動物ですからね…悪意をもって近ずいてきたり、平気で裏切ったりする人もいますよね。
でもそんな人間ばかりではないと私は信じていますが、どうなんでしょう。
実りの秋。我が家も柿や栗など、秋の味覚満載です。
秋植えの野菜を育てていますが、青空市で買ったほうが安くつくかもです(笑)
人を欺くタイプの人になるよりは人に欺かれるタイプの人のままでいる方が気楽です。
ワイルドライフは誤魔化しがきかないので性分に合ってます。
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