配布されたテキストの中で食品衛生の歴史をまとめた表を見て驚いた・・・。
過去に世間を騒がせたところの食品衛生に関係がある事件、事故が列挙されている。もちろんチェルノブイリの原発事故の影響に関する記述もある、のだが・・・・。
なぜか、一つだけ、その事が当該国民の健康だけでなく輸出産品を通じて、また海洋あるいは大気を通して世界中の人々の健康に及ぼした深刻な影響についてはただの一文字も、全く触れていない・・・。遠い他国で起きたことでもないし、昔々の悲しい事故でもない。我々のこの国で、つい数年前に起きた破滅的な悲劇なのだが・・・。
このテキストはこの国の食品衛生法に定められた許可営業者に必須の衛生責任者を養成するための講座に使う公式なブックなのだ。今この国は総じて、与し易いものの非はあげつらうが、大きな力を背景にしたものの非は糾弾しない。政・官・民に共通した問題だ。国民の誰もが「恥」とか「罪」という意識を捨て去っている。怒りというか、呆れ果てるというか、悲しくなる。誇り高き日本はどこへ行ったのか。
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国民の幸福を第一義に考えることができない国、そのような為政に対して正しく対峙できない国民。こんな国が孫の代まで無事に存続しているとは到底思えなくなってきた。

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