昨年末から年明けにかけて体調を崩していたビスケ。
下痢とまではいかないが軟便が続いていたので、5日にかかりつけの先生に診てもらい、
とりあえず抗生剤と下痢止めであっという間に腹の調子は回復した。
が、しかし、その時の先生の診立てでは、「腸内の悪性細菌による腹の緩みではなさそう。皮膚の様子、毛艶の悪さから免疫力の低下が疑わしい。」ということだった、のだが、同時にその時、この2〜3ヶ月、急激な後肢の運動能力低下(ジャンプができない、前肢を持ち上げての立っちができない、椅子、ベッドなどに上がるときは前肢だけでよじ登っており、時にはよろけることなどを申告したら、「血液検査の結果では肝臓、心臓、その他内臓に異常は見られないし、成人病的な傾向も見られない。椎間板ヘルニアならばもっと急激にある日突然ガクっと来るし、単なる老化とは思えないので、後日レントゲンを撮りましょう」ということになっていた。
で、本日レントゲン撮影。その前に先生の診察。
5分ほどあれこれ診た後に「下半身に神経麻痺がありますね」とのこと。
ビスケ共々、「ギョギョギョ!!!」
そう言われてみれば、散歩では歩けるし、小走りもできるのに、なぜかよろける、なぜかベッドに登るのに後肢で跳ねない、股関節と足の筋肉のごく一部の神経は麻痺していないようだが、細かい動きを制御する神経の麻痺があるらしいのだ。
「完全麻痺までは行っていないが、麻痺が進行している気配はある」とのこと。
確かに、この2〜3ヶ月で急激に、みるみるうちに下半身が不自由になってきている。
老化による筋力低下だとばかり思っていたのに・・・・。
すぐさまレントゲン撮影。
先生も知っている「ビスケくんは痛くても我慢しちゃうから・・・」のタイプなので、
一切不平は言わない。仰向けスルメ状態で押さえつけられても、「むぐ、むぐ」と言うだけで我慢している。背中が痛いはずなのに、ちょっと不憫な気もする。
レントゲン撮影の結果。
この数ヶ月間気になっていた、背中の急激な湾曲部分、その辺りの脊椎が白濁して写っている。その前後に比べてみれば一目瞭然。いわゆる椎間板部分が見えなくなっているばかりでなく、脊椎に何か付着していたり、背骨と椎間板が白濁している部分もある。「溶けていなければいいんだけど」と先生も心配してくださるが・・・。
今の時点で考えられることは、「体力が弱っていたところで、何らかの球菌に感染し、脊椎、椎間板に炎症を起こした」可能性が高いというお診立てなのだが、レントゲン写真を元に先生の研究グループに属する他の獣医にセカンド、サードのオピニオンを求めてくださることになった。炎症による神経麻痺ではなくて、深刻な病気の可能性も捨てきれないとおっしゃる。
その結果次第で、投薬治療か手術か・・・・。
2月18日の、11歳の誕生日を前にして、ビスケの危機だ。
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