今年の猟期は11月15日初日にイッパツのスラグ弾で大きなヤツを仕留めることができて2年目のシロートには言うこと無しの幸先良いスタートだったのだがそのあとがヒドかった。一ヶ月間で3回外した。いずれも『ちいせぇ(小さい)』やつでしかも『とイイ〜(遠い)』やつだったのだから要するに鉄砲の腕が悪かったから当たらなかったということだ。昨年の大モノ2頭も今年の初日のやつも遠かったけど『あれはイノシシが、的が大きいから弾が当たった・・・・のだ。弾は正確に飛んでない・・・・。』と思うと夜も眠れない。鉄砲の肩付けが悪いのだ。
実は昨日夕暮れ前に今年3回目の『外し』でしょげて帰宅していたのだ。
本日はすっかり反省して『待ちの配分』では遠慮して最後まで名乗りを上げなかった。最後の最後に残った(誰も『行く』と言わない)『待ち』へ着いた。みんなが『シシはそこへはまず来んじゃロウ・・・。押さえの待ちじゃ。下手なもんが行く場所じゃ』という場所である。ところがここへ来たのである。イノシシが。
来たイノシシが、『おお、大きいじゃないか・・・・。これは逃がしちゃいかん・・・・。この大きさで当たらなかったら大恥だ。もう外せないぞ』いろんなことを考えながら撃ったので初矢、二の矢が急所に当たらずイノシシは山の斜面の茂みを登り始めた・・・・。
ここから焦って『止め』まで3発も撃ってしまった。が、とにかく転んでくれた。解禁一ヶ月と3日で本猟期の両目が開いた。50Kgの雌だ。
ドカン、ドカンと撃ちまくって恥ずかしかったけど、リーダー格の73歳の猟師から「ええじゃないか、とにかく獲れりゃあええんじゃ。」の一言で『ホッ』
『切り』をやった勢子の猟師が「この山ニャア二つ居るで。一つ目が雌じゃったけん次は牡じゃ」ということで一頭目の『ハラをして』から再び全員同じ待ちへ待機。
なんと! 同じ待ちへ、また獲物が来たのだ・・・。信じられない・・・。
さっきのやつとはほんのちょっとだけ逃走ルートが違ったのだが、いずれにしても僕の待ちへ向かってイノシシがまっしぐら。犬が『床から起こし』てから30分も経っていない。勢子の言う通りだった。
今度はイッパツで・・・・。
そう思い、弾道角度を考えて先ほどよりも撃つタイミングを30メートルほど早くして、その分狙いを慎重に・・・・・。1発で目の上を射抜いたのでほどなく転ぶはずだったのに、勢いで20メートルぐらいぶっ飛んできたので止め弾を流し撃ちしたらドォッっと『転んだ』。70Kgの牡だ。今の時期の牡は脂がよく乗って胴回りが太い。ずっしりと重い。一時間ほどで立て続けに2頭も仕留めたのだからこれが自分でも信じられない・・・。30年のベテランだって滅多にあることじゃないぞ・・・。初心者だった去年は年が明けてから2ヶ月かけて2頭だった。それが今年は猟期開始の1ヶ月で3頭・・・・。
初矢は2頭いずれも頭部当たっていた。流し打ちで左右のブレはなくなっているのだが、上下が狂っている。狙いをつけたときに顔が上がっているだろう。それで銃口が少し持ち上がっているのだ。だからイッパツで転んでくれなかったのだ。
まあ獲れたからいいか。
この一週間獲物無しだったからみんなも喜んでくれたし。(2年目の新人が1日2頭やったのでちょっぴり悔しそうにも見えたけど(笑))
※写真は奥が牡で小さく見えるがワイドレンズのせいです。ハイ。
2 件のコメント:
やりましたねぇ~。着実に実績をあげているようで、場数ではかないません。経験2年目とはいえその進歩は都会派ハンターとは比較になりません。やはりDNAは狩猟民族でした。
おかげで広い畑はカンサ〜ンとしてます。(^^;)
もっと悪い条件でも撃てるように、本日テッポウ屋ヘ行ってハーフライフルの出物があったら連絡を、と頼んできました。A301にはHRFLの替え銃身が無いので。
ギリギリまで引き寄せてイッパツで仕留める醍醐味もあるんですが、必ずしもこっちへ近寄ってきてくれるイノシシばかりではないので・・・。
雪が降ったら県北へ鹿撃ちにも行きたいし。(^^;)
コメントを投稿