1/18/2013

吉備高原どんぐりイノシシが・・・・、

地元の岡山の地で、フレンチ料理界の鬼才にして大御所、井上旭シェフの手にかかることに・・・。

時は2012年夏の盛り。故郷の鳥取大山町への旅の途中でファンキー村へ遊びにきてくれた大御所は、片田舎の蔵にしまい込んでおいたラトゥール'83とオーパスワン'01とともにテーブルに並べた吉田牧場のカマンベール、ラクレット、リコッタ、フレッシュの皿盛りをビスケとともに分かち合い、飲むにつれ話は盛り上がり、吉備高原のイノシシ猟師たちの活躍に共感してくださって・・・・・、

「◯タ◯チャン、地元の岡山で、吉備高原のイノシシやカモとか、地魚も使ってジビエやろうよ」と、井上さんのアイデアの閃光が限界集落の夜の闇を切り裂いたのでした・・・・。

翌朝、鳥取へ行って井上さんの田舎で大山の麓の天然の鮎とかイワナを食べようとクルマは一路中国山脈越えのドライブ開始。北へ向け走り出して間もないクルマの中で井上さん突然、「イノシシジビエ、いつやろうか?」・・・と、昨夜の閃光のスイッチを再び入れ直したのです。

題して「吉備高原どんぐりイノシシ・ジビエの宴」企画の始まりでした。

そんな夢みたいなありがたいこと、ほんとにやっていただけるんですか!と半信半疑だったファンキーボスも俄然やる気が出て、こりゃあ井上さんの美味しいイノシシ料理を地元で味わえる絶好のチャンスだと打ち合わせに東京往復幾旅厭わず・・・。あの夜以来井上さんと意気投合してしまったビスケもやる気満々で京橋の打ち合わせの席へ・・・。まぁこのころは自分がおいしい料理を食べることしか考えていなかったのですが・・・。

しかし、しかし、いざ実行するとなれば実は口であっさり言うほど簡単なイベントではないことを強く認識・・・・。下手を撃って井上さんの名声に傷がつくようなことをしちゃイケナイ。日を重ねるごとに両肩に重い鉛がミシミシ・・・・。光陰矢の如し、日は重なれど開催場所、案内先、食材、機材、食器、ワイン等々決めなくちゃイケナイことは山ほどあるのに・・・・。

胃が痛くなる日々が続きましたが、井上さんの親友で地元岡山にお住まいのお方にひとかたならぬお世話になり、また岡山市内のフレンチレストラン・クロワサンス/高坂総一郎シェフのご協力もいただきながら、まあ、とにかくなんとか、「吉備高原どんぐりイノシシ・ジビエの宴」を開催できる見通しがたちました。皆さんに感謝、感謝、感謝です。

ああ、やっぱり、食べてるだけの身分でいるのが気楽でいい・・・・・。


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